スキンケアの基本は保湿であるとよく言われています。これは、肌の美しさを左右する肌の弾力性やハリ、なめらかさを保つには水分が不可欠となるからです、角質層にいかに潤いが保たれているかによって肌の状態が決まると言ってもいいほどで、水分が不足すると乾燥肌や吹き出物などの肌トラブルが生じることになります。角質層は、ラップと同じような薄さのなかに角質細胞がブロックのように10~20層も積み重なった状態で、外部からの異物の侵入を防ぎながら、同時に内部からの水分の蒸発を防いでいます。物理的な刺激への強さが求められる手のひらや足の裏は角質層がとても厚くなっています。コラーゲンなどの美肌にいい成分が肌の奥まで浸透しづらいのも、この角質層の働きによるものです。

健康な肌は、水をはじき、油や汚れなどがついてもそのまま肌に浸透していくことはありません。これは、肌に異物や細菌などが侵入してこないように肌のバリア機能が働いているからです。テカリの原因ともなり、女性に嫌われることが多い皮脂ですが、天然のクリームとも言われ、肌の表面を覆うことで、水分の蒸発を防ぐとともに肌の表面を滑らかに維持する働きを担っている大切なものなのです。汗や皮脂が混ざり合ってできる皮脂膜によって、肌を弱酸性に保ち、細菌の繁殖も防いでくれています。アトピーになると、この肌のバリア機能が大きく低下して異物が侵入しやすくなるとともに水分が蒸発しやすい状態になるため、適切に肌の保湿を行うことが大切となります。

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